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コーヒー豆の品種の違いを紹介します

コーヒーにはどんな品種があるの?

私たちが普段飲んでいるコーヒーの豆には、いくつかの品種があります。コーヒーの味は淹れ方や焙煎によっても大きく左右されますが、じつはこの種類によっても変化が起こるため、コーヒー好きであれば知っておきたいところ。ここでは、コーヒーの主な品種について紹介します。

コーヒーの品種は大きく2つに分けられる

コーヒー豆の品種は、大きく2つに分けられます。これはあくまでもコーヒー「豆」の種類であって、コーヒーの種類ではありません。

主な豆の品種は、「アラビカ種」と「カネフォラ種(ロブスタ種)」の2つです。「ブルーマウンテン」や「モカ」など、コーヒーのほとんどがどちらかの品種に分類されます。お米は「ジャポニカ米」から「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」をはじめとする品種が派生していますが、コーヒーも同様です。「アラビカ種」と「カネフォラ種」があり、その中に「ブルーマウンテン」や「モカ」などが展開されています。

アラビカ種

アラビカ種の特徴

アラビカ種は世界のコーヒー豆の約70%を占める品種です。高品質で香り高いことから、一般的にストレートコーヒーとして親しまれており、その味わいの良さから現在、コーヒー店や焙煎店などのこだわりの専門店で味わえるコーヒーはほとんどがアラビカ種といっても過言ではありません。エチオピアのアビシニア高原が原産地で、13世紀から飲用が始まったとされています。

ただし、アラビカ種は高温多湿や霜、乾燥に弱くデリケートな豆です。高地の厳しい環境でしか栽培することができず、一度に収穫できる量も少ないため、味は良質ながら高い価格で流通しています。

アラビカ種のテイスト

栽培に手間がかかるデリケートなアラビカ種ですが、ほかの品種では味わえない豊かな風味が特徴です。焙煎することで香りも引き立ち、「花のように甘いフローラルな香り」「熟したフルーツのような香り」と称されます。

味わいは柔らかな酸味とほど良い苦味があり、豊かな奥行きを感じさせてくれます。また、アラビカ種の中にも「ティピカ」「ブルボン」という在来種や、「カトゥーラ種」「ムンドノーボ種」といった交配種など、いくつかの種類があるのも特徴です。特に交配種は栽培しやすいことから徐々に流通量が増えており、在来種も含めた多様性に富みます。もちろん、これらの種類や栽培地によっても味わいや香りが異なりますので、幅広いテイストが楽しめる品種ともいえるでしょう。

カネフォラ種(ロブスタ種)

カネフォラ種(ロブスタ種)の特徴

もうひとつの品種であるカネフォラ種(ロブスタ種)は、アラビカ種に比べると流通量が少ない品種です。世界全体のコーヒー流通量の3割程度となっており、風味も若干落ちます。カネフォラ種が正式名ですが、種類が少なくロブスタという代表品種が有名なのでロブスタ種と呼ばれることもあります。

煙臭のような独特の匂いがあり基本的にはストレートコーヒーには使われません。ブレンド用の豆として、アラビカ種と掛け合わされたものが流通していることもあり、低価格なコーヒーで味わえます。カネフォラ種(ロブスタ種)の特徴は、病気や害虫に強く、高温多湿に対応できて栽培しやすい点です。適応性に優れていることから、20世紀頃から熱帯の低地で栽培されるようになりました。

カネフォラ種(ロブスタ種)のテイスト

カネフォラ種(ロブスタ種)は、成長も早く育てやすい品種ですが、味わいとしてはアラビカ種には劣ります。そのため主にインスタントコーヒーやブレンドコーヒー、アイスコーヒーの原料として使われているのが特徴です。テイストは酸味が少なく、苦味と渋みが際立っています。焙煎すると焦げた麦のような香りがするので、その点を活かしたブレンドが行われることもあるようです。

低価格であることも踏まえ、アラビカ種とブレンドして味を調整するのにも使われます。アラビカ種のようにストレートコーヒーとして使うのは難しいものの、ブレンドにコクとパンチを与える役割として、なくてはならない品種です。

第三の品種「リベリカ種」って?

現在市場に出回る豆は「アラビカ種」と「カネフォラ種」の2つが主流ですが、世界の流通量の1パーセントのみ、流通している品種があります。それがリベリカ種です。

リベリカ種は生産量が非常に少なく、幻の品種ともいわれています。リベリカ種は、リベリアの原産で、温度、湿度への順応性が高く、病害にも強い品種です。しかし成熟に時間がかかるため収穫量が少なく、稀少性が高くなっています。味わいは酸味が少なく強い苦味があり、上記の2つの品種に比べて風味が劣るのも、流通が少ない原因とされます。西アフリカ諸国では消費されていますが、日本でリベリカ種の扱いはほとんどなく、口にできるコーヒー店も多くありません。