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通販コーヒー完全ガイド

「最上級の抽出方法」ネルドリップのおいしい淹れ方

ネルドリップでワンランク上のコーヒーを目指そう

ネルドリップはネルとウッドネック(取っ手)でコーヒーを淹れるシンプルな抽出方法。フィルターにコットン素材のフランネルを使うことで、旨味成分を最大限に引き出し、まろやかで深みのある味を楽しむことができます。こうした利点がある一方、ドリップには高い技術が必要で、フィルターの管理に手間がかかるといった一面も。それでもコーヒー愛好家から根強い人気がある理由は何なのか、ネルドリップコーヒーの特徴と正しい淹れ方を見ていきましょう。

この方法で淹れるための予算

ネル本体

400円~500円

・そのほかに必要な器具

ネルフィルターのほかに、ネルを取り付けるウッドネック(取っ手)があれば作ることができます。ドリッパーと一体型となり、片手で淹れられるタイプも人気です。台所のやかんやドリップケトルを使うと注ぐ湯量が多すぎるので、細口の専用ポットを使うのがおすすめ。

ネルドリップは、ネルとウッドネックの2つを使って淹れることができる、シンプルなコーヒーの抽出方法。また専用のサーバーを使えば、抽出量もわかりやすくなるので、簡単に淹れることができます。また三脚にウッドネックをセットすれば、片手でお湯を注ぐことが可能です。豆から淹れたいときは、コーヒーミルや豆の保存用容器を用意しましょう。

豆の味をあますことなく抽出した極上の旨味

フィルターが布であること以外、ペーパーフィルターを使ったハンドドリップと比べて、大きな差はありません。シンプルな方法ですが、布フィルターを使って淹れたその味は、愛好家からも人気があります。抽出されたコーヒーは、豆本来の味を堪能することができるでしょう。

コーヒーの味を最大限引き立てる

ネルドリップの一番の特徴と言えるのが、コーヒーの粉を最大限膨らませることができる点です。通常、プラスチックや陶器にペーパーフィルターを入れて漉すため、膨らみは制限されてしまいます。

またネルフィルターは紙のものに比べると目が非常に細かいため、旨味となるコーヒーオイルを抽出できることもポイントです。口当たりの良いマイルドな味になり、見た目にも美しく仕上がるでしょう。こういった理由から、ネルドリップは最高の抽出方法と呼ばれています。

抽出は難しいがその分深みがある

コーヒーが持つ味を最大限引き出すネルドリップ。多くの愛好家がいますが、抽出には高い技術が必要だと言われています。

ハンドドリップは蒸らしから抽出まで2分程度ですが、ネルドリップではゆっくりと慎重に、3~4分かけて抽出を行います。ポイントはお湯をコントロールすることと、ネルを持つ手を動かしながら、お湯をまんべんなく行き渡らせることの2つ。コツを抑えられるようになれば技術が向上し、コーヒーもおいしくなるので、追求のしがいがあります。

コーヒーの味をあますことなく引き出したい!味わいたい!

ネルドリップは、コーヒー本来の味を引き出す抽出方法。豆そのもののおいしさを感じられる方法だからこそ、ほかの抽出方法と比べて難易度が高く、技術も必要になってきます。しかし、良質なオイルが溶け込んだコーヒーは格別です。抽出に慣れさえすれば、自分好みのコーヒーに仕上げられるため「豆のおいしさを追求したい」と考えてる方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。

ネルでの淹れ方

1.フィルターを準備する

ネルを初めて使うときは軽く水洗いをして、糊や汚れを落としましょう。そのあと、コーヒー液で20分くらい煮てから使うと、ネルとコーヒーが馴染みやすくなります。

2.フィルターをセットしてコーヒー粉を入れる

ネルを湯通しして、できるだけ固く絞ります。乾いた布巾ではさんで数回両手で叩き、水気が切れたらしわをのばしてコーヒー粉をセットしましょう。この作業はネルフィルターが冷めないうちに行うようにしてください。

3.お湯を少量入れて蒸らす

少量のお湯が、粉全体に行き渡るように静かに注ぎ、20秒程度を目安に蒸らしましょう。ポツポツと泡が膨らんできたら、新鮮な豆という証拠。挽いてすぐのコーヒー豆を使ってみてください。この蒸らしの作業がコーヒーの旨味を抽出する大切な役割を担うため、必ず行うようにします。

4.じっくりと抽出

ハンドドリップと同様に、「の」の字を描くようにゆっくりと注ぎます。3回か4回程度に分けて、表面の泡の山が膨らみ終わってから、お湯を注いでいくようにしましょう。また抽出の際に、ネルフィルターに直接お湯をかけないよう注意してください。

5.ネルフィルターを煮沸・保存

使い終わったネルは毎回必ず煮沸しましょう。粉が残ったままにしているとニオイの原因となり、次回使うときにはコーヒーへ嫌な香りが移ってしまいます。煮沸したネルは、水を汲んだ容器に入れて冷蔵庫で保存し、水は毎日取り替えるようにしてください。またネルの起毛が少なくなってきたら、新しいものと交換するのが好ましいです。

ドリップでの淹れ方のポイント

ネルフィルターの手入れ・保存は慎重に

ネルドリップは淹れ方のテクニックだけでなく、手入れや保存方法によっても味が左右します。ペーパーフィルターは1回使って廃棄するため問題ありませんが、ネルフィルターは繰り返し使うもの。そのためフィルターに粉が残っていると、酸化しニオイの原因となってコーヒーの味を悪くしかねません。洗剤は使わずに揉み洗い、煮沸で手入れを行うようにしましょう。

洗ったあとは水が入った密閉容器にフィルターを入れ、冷蔵庫で保管してください。何度も使うものですから、衛生面には十分留意することです。

粉の量を増やすときはこぼれないように注意

お湯を注いだ際、ペーパードリップよりもコーヒー粉が大きく膨らみやすいのが特徴です。1杯用のネルなら20gまでにすると、ネルから粉があふれる心配は少なくなります。もし数杯分を一気に抽出したいときは、ネルのサイズを大きくしたり、粉の量を増やしたりと工夫するようにしましょう。

クセのあるネルドリップでマイルドなコーヒーの味を楽しもう

コーヒー愛好家から人気の高いネルドリップコーヒー。難易度は少し高いため、慣れが必要ですが、コーヒーの味を最大限に引き出すことで、その旨味を余すことなく楽しめます。「もう少しコーヒーにこだわりたい」と考えている方は、ネルドリップがもつ、シンプルだからこそ生まれる奥深さを体験してみてはいかがでしょうか。