脳が喜ぶ、本格コーヒーを味わう。

通販コーヒー完全ガイド

コーヒーのリラックス効果

うつ病や自殺の予防にも!?
コーヒーの香りにはリラックス効果がいっぱい

仕事や勉強のブレイクタイムに、コーヒーを楽しむ人は少なくないと思います。コーヒーブレイクは気分を大いにリフレッシュしてくれますが、コーヒーの何が人をリラックスさせてくれているのでしょうか?そこで今回はコーヒーのリラックス効果について、さらにはメンタルヘルスケアの分野での可能性について紹介したいと思います。また銘柄別に、最もリラックスできる、あるいは最も集中力を高めてくれるコーヒー豆も紹介したいと思います。

脳にリラックス効果を与えるコーヒーの“香り”

豆によっても違う!コーヒーの香りによるリラックス効果

コーヒー屋さんで挽き立てのコーヒーの香りをかぐと、なんだか気持ちが良くなりませんか? 実はあのコーヒーの香り、科学的にも人をリラックスさせる効果があると実験で証明されています。

例えばインスタントコーヒーと無臭のお湯のにおいを健康な成人女性10人にかがせた実験では、コーヒーの香りを吸った直後に、被験者の脳波が大きく変化していると確認されています。リラックスの指標となる脳波「アルファ波」が、コーヒーの香味で増強するとわかったのです。

このリラックス効果は豆の違いでも変化するようで、例えば上述した実験ではグアテマラブルーマウンテン の香りをかいだとき、α波が最も被験者の脳内に広がったと確認されています。グアテマラとは中南米のグアテマラ共和国で栽培される豆です。ブルーマウンテンはジャマイカの山脈、ブルーマウンテンの高地で栽培されるコーヒー豆。法律で定められた地区内でしか栽培が許されず、さらには法律で定められた工場でしか加工が許されない、ブランド力の極めて高いコーヒー豆ですね。

最も集中力が増すコーヒー豆は?

集中力

リラックス効果だけでなく、集中力を高めるコーヒーの銘柄も実験で明らかにされています。被験者にヘッドホンを装着してもらい、イレギュラーに聞こえてくる音にできるだけ早く反応してもらうという実験では、ブラジルサントス が最も集中力を高め、マンデリンとハワイ・コナ が続いたといいます。

ブラジルサントスはその名の通りブラジル産のコーヒー豆。マンデリンはインドネシアのスマトラ島北部で栽培されるアラビカ種のコーヒー豆ですね。ハワイ・コナは同じく名前の通りハワイ産の豆。特に集中力を高めたい場合は、上述したようなコーヒー豆をチョイスしてみるといいかもしれませんね。

嗅覚は、ダイレクトに情緒へはたらきかける

コーヒー豆が人をリラックスさせたり、人の集中力を高めたりすると述べましたが、どうしてこういった効果が生まれるのでしょうか? そのポイントはやはり香味にあるのだとか。

香りをとらえる嗅覚は視覚や聴覚と違って、脳の記憶や情緒をつかさどるエリアで処理されるといいます。大脳の表面に発達した層(大脳皮質)と大脳の芯の部分(脳基底核)のちょうど中間(大脳辺縁系)で処理されるそうで、コーヒーの香りを吸い込んだ瞬間に、香味がこのエリアに作用して、大きく気分をリセットしてくれるのだとか。

香りは理屈抜きに感覚に訴えて、気持ちを切り替えさせてくれるはたらきがあります。そうした嗅覚の特徴がリラックス効果や集中力のアップをもたらしてくれるのですね。

カフェインによるうつ病・自殺リスク軽減の研究

コーヒーを一日に2杯以上飲む女性の自殺リスクは60~70%も低下

コーヒーの健康メリットは、香りだけがもたらすのではありません。コーヒーに含まれるカフェインも、メンタルヘルスの維持・向上に役立つと考えられているそう。過去に米国で行われた大規模な実験では、一日に2杯以上コーヒーを飲む女性は、自殺のリスクが有意に低下したと確認されています。

うつ病のリスク低下に関しても、実験で検証されている

リラックス

自殺だけではありません。自殺の引き金になるうつ病に関しても、コーヒーが予防効果を持つとフィンランドの研究が明らかにしています。約2千人の中年男性を対象とした研究によると、一日に6杯以上のコーヒーを飲む人は、うつ病のリスクが70%も低下したのだとか。一日6杯とはなかなかの量ですが、興味深い話ですよね。

似たような研究は米国でも行われていて、一日に2杯以上コーヒーを飲む女性は、うつ病のリスクが10~20%も有意に低下していたというのです。

パニック障害には注意が必要

メンタルヘルスに対して良い効果が期待できるコーヒーですが、パニック障害に関しては注意が必要です。不安から発作を起こすパニック障害においては、カフェインの覚醒効果が発作を誘発させる可能性があります。このように、すべての病気に対してコーヒーが有効なのではなく、場合によっては悪影響を及ぼすこともあるので注意しましょう。

メカニズムについては、まだ研究の余地あり

上述したような自殺予防、うつ病予防の効果については、未解明の点が多いといいます。どうしてコーヒーのカフェインが自殺を予防し、うつ病を予防するのか、はっきりと理由はわかっていません。

ただ、カフェインにある覚醒作用や、コーヒー豆が放つ香りのリラックス効果が、何らかの形でプラスの影響を与えると考えられています。今後はその仕組みが解明されていくとともに、さらに他の健康効果が発見されたり、証明されたりするかもしれませんね。

リラックスできるとはいえ、飲み過ぎには注意

とはいえ、飲みすぎは禁物。欧州食品安全機関によると、健康な成人は一日に400mgのカフェインまでにとどめておいた方が良いとのこと。コーヒー1杯に80mgのカフェインが含まれているとすれば5杯まで。妊娠中や授乳中の女性はその半量が上限といわれています。

さらに眠る前に口にすると入眠が難しくなるなど、さまざまなデメリットも指摘されています。適度な量でとどめ、夕方以降に飲みたくなったらデカフェのコーヒーを飲むなど工夫をしたいですね。