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通販コーヒー完全ガイド

コーヒーには糖尿病予防にも役に立つ!?

コーヒーで糖尿病リスク軽減

成人男性の4人に1人が糖尿病もしくは予備軍と言われています。そして糖尿病の90%は「2型糖尿病」といって、食生活や運動不足、ストレス、加齢などから引き起こされています。そのため糖尿病予防には生活スタイルが重要です。そして生活の中で糖尿病を予防するために、今注目を集めているのがコーヒーです。コーヒーの持つ特徴について詳しく説明します。

糖尿病とコーヒーの関係とは?

実はコーヒーと糖尿病の関係は昔から指摘されていました。例えば2002年オランダの学者はコホート研究で「コーヒーを1日7杯以上飲んでいる人は、2杯程度の人に比べて糖尿病になるリスクが半分になる」と発表しています。

このようにコーヒーと糖尿病に関する研究は世界各地で行われ、特に糖尿病の研究を行う木戸医師の研究では、コーヒーの中のある成分が、糖尿病予防に有益である可能性があることがわかりました。

カギとなる成分は「クロロゲン酸」

コーヒーの中のカギとなる成分はポリフェノールとも呼ばれる「クロロゲン酸」です。どのような働きがあるのでしょうか。

アジア人は遺伝的に糖尿病にかかりやすいと言われています。インスリンが作られる膵臓のβ細胞が、欧米人などと比べて弱く、量も減りやすいのです。そのため少し太ったりすると、インスリンのバランスが崩れ糖尿病にかかりやすくなってしまいます。

そこで木戸医師は「クロロゲン酸」に注目し、膵臓のβ細胞の細胞株にクロロゲン酸を投与する実験を行いました。結果は、明らかに活性化している結果が出たのです。またクロロゲン酸にはストレスを受けて弱った膵臓のβ細胞を回復させる可能性があることも実験でわかってきました。

コーヒーを習慣的に飲むことで、アジア人は遺伝的に弱い膵臓のβ細胞をサポートでき、糖尿病予防に有益である可能性があることが研究から明らかになりました。

「カフェイン」にも糖尿病を予防する効果がある?

コーヒーが持つとされる糖尿病予防効果には、カフェインが関係しているのではないかという研究結果もあります。このひとつが神戸大学病院の小川氏(糖尿病・内分泌内科の診療科長)の研究です。

この研究によると、糖尿病のなかでも「2型糖尿病」と呼ばれる生活習慣が主な原因となる糖尿病の予防に対して、コーヒーのカフェインが有効であることが示唆されています。

2型糖尿病は、二つの原因があり、そのひとつが「インスリンの感受性低下」によるものです。じつは、この原因に関しては、運動による解消ができるという研究結果が出ています。とはいえ、現代人の生活では運動不足に陥りがちで、なかなか解消にいたりません。そこで、役に立つのが「カフェイン」による効果です。

同氏の研究では、「カフェインを摂取すると、ミトコンドリアが増加する」ことが明らかになりました。ミトコンドリアは、体内にある糖や脂肪を燃焼させてエネルギーに変えるホルモンで、カフェインには、このミトコンドリアの制御を担う遺伝子を増やす効果があるとわかったのです。

この遺伝子は、運動によって増加することがかねてより知られていましたが、カフェインの摂取は、これと同じような結果が得られるといいます。このためカフェインには「運動類似効果がある」と言われるようになり、糖尿病の予防にも効果が期待できるということがわかってきました。

糖尿病発症後は飲み方に注意が必要

こうして糖尿病予防に有益な可能性があるコーヒーですが、糖尿病を発症してからは、飲み方に注意が必要です。

コーヒーにはカフェインが多く含まれていますが、カフェインには一時的に血圧を上昇させる働きがあります。糖尿病の方は高血圧にもなりやすいので、飲み過ぎに注意が必要です。コーヒーをいつ、どれくらいの量飲めるのかは、医師と相談しながら決めましょう。

コーヒーでの糖尿病予防は補助的な手段

コーヒーに含まれる、カフェインやクロロゲン酸は糖尿病を予防する効果が期待される成分です。これは研究結果からも明らかですが、糖尿病予防の中心となるのは食事改善や運動です。

そもそも、糖尿病は「生活習慣病」と呼ばれる病気で、普段からの食生活や運動習慣によって引き起こされることが指摘されているものです。特に、日本人の場合には血糖値をコントロールするインスリンの生成が欧米人に比べて苦手だとされていて、近年の食生活の急激な変化により、特に起きやすくなっていると言われています。

研究や調査結果からも、コーヒーの持つ糖尿病予防への優れた働きを確認できました。しかし、生活習慣病リスクを下げるため、研究者がもっとも重視するのは「食事」と「運動」です。

あくまでもコーヒーはサポート役として、運動と食事内容の改善をベースにするほうが有用な対策になりうるということ。必要であれば医師と相談しながら、安全に行いましょう。