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通販コーヒー完全ガイド

その3 コーヒー豆の挽き具合

バリスタが解説 コーヒーの味の決め手となる要素とは?

その3 挽き具合

挽き具合でも変わる、繊細なコーヒーの味わい

豆の種類やローストの深さでコーヒーの味わいが変化することを説明してきましたが、コーヒー豆を粉状に砕く「挽き」の作業でも、その粒子の細かさを調整することで味わいに変化をもたらすことができます。このページでは、6種類の挽き方による味わいの違いや、適した飲み方について解説します。

Alba 松本 卓巳さん

このページの監修

日本バリスタ協会(JBA)認定バリスタ
Alba 松本 卓巳さん

美味しいコーヒーを淹れるための挽き方のコツ

いつ挽くかも重要、おいしいコーヒー豆の挽き方とは

コーヒー豆は大前提として飲む直前に挽いてください。お店で売っている豆の中には最初から挽いてあるものもありますが、豆の状態で買って、飲む直前に挽いた方がおいしく飲めます。豆を挽いてしまうと空気に触れる面が大きくなるため、一気に劣化が進んでしまうからです。

また、豆の挽き方にムラがあってもNG。お湯に触れる面積がバラバラになってしまい、味わいも乱れてしまいます。挽き方にムラが出ないように注意が必要です。

挽きの粗さによって変わるコーヒーの味わい

細挽きは濃厚で粗挽きはフレッシュ!豆の挽き方で味は大きく変わる

コーヒーの味わいは、豆の種類(銘柄)、焙煎の深さ、お湯の温度、お湯の入れ方などで決まります。他には豆の挽き方(メッシュ)も大切。豆を細かく挽くほど、お湯と触れ合う面積が広くなるため、豆の成分の抽出効率が高くなります。結果としてコクや苦味が強く出るようになるのですね。

一方で粗く挽くほど、お湯と触れ合う面積が小さくなり、キレのあるフレッシュな味わいになります。挽き具合一つで、大きな変化が出てくると覚えておきたいです。

挽き具合と味わいの特徴

極細挽き

パウダー状になるまで挽いた状態。お湯に触れる面積が最大になるため、濃厚なコーヒー液が抽出できる。エスプレッソ向き。

細挽き

グラニュー糖と上白糖の間くらいの粒になるまで挽いた状態。コクと苦味がしっかりと出たコーヒー液が抽出される。濃厚なドリップコーヒー、アイスコーヒー向き。

中細挽き

グラニュー糖程度の大きさに挽いた豆。バランスを意識しつつ、コクを重視したドリップコーヒーなどに向いている。

中挽き

グラニュー糖とザラメの中間くらいまで挽いた状態。雑味が少なく、バランスがとれたドリップコーヒー向き。

荒挽き

ザラメくらいの粒子に挽いた豆。苦味が少なく、酸味が強くてキレのある、あっさりしたドリップコーヒー向き。

極荒挽き

苦味がほとんどなく、酸味やキレが主体の味わい。

飲み方によっても、挽き方は変わってくる

目的に合わせた挽き方の目安

極細挽き

濃厚で強い味と風味のコーヒーに向いているため、エスプレッソに最適の挽き方。エスプレッソマシンやマキネッタに用いる。ターキッシュコーヒーにも使える。

細挽き

濃く、苦味の強い味わいのコーヒーに向いているため、水出しアイスコーヒーや、急冷式のアイスコーヒーにも適している。1つ穴のメリタ式ドリッパーを使ったペーパードリップでも、サイフォンでも楽しめる。

中細挽き

バランスがありながら、やや濃厚でコクのある風味が出やすい中粗挽き。カリタ式、ハリオ式、コーノ式などのペーパードリップ、コーヒーメーカーに向いている。

中挽き

バランスのとれた風味が楽しめる挽き具合。ハリオ式、コーノ式のペーパードリップ、サイフォン、コーヒーメーカー、ネルドリップ(布ドリップ)など、幅広い器具に適している。

荒挽き

あっさりとした風味を楽しめる挽き方。3つ穴のカリタ、大きな穴が開いているハリオのドリッパーを使って、あっさりとしたコーヒーを楽しむ際に適している。フレンチプレス、パーコレーターにも向いている。

極荒挽き

豆とお湯の触れ合う面積が少ないため、フレンチプレス、パーコレーターなど抽出に時間を掛ける器具に向いている。

まとめ

手動ミルや電動ミルさえあれば自宅でさまざまな挽き具合を楽しめる

コーヒー豆の挽き方によって、淹れ方や器具も変わると述べました。生豆で買う場合を除いて、ローストは良くも悪くも豆を買った時点で決まっています。自分で調整はできませんが、豆の状態で買えば挽き具合に関しては自分で変えられます。

手動ミルや電動ミルを購入し、飲む直前に自分で挽き具合を調整してみましょう。自宅でコーヒーを淹れる場合、恐らくほとんどの方がドリッパーやコーヒーメーカーを使っているはずです。最初はセオリー通り、豆を中挽きにしてみてください。

自分でミルを使って豆を挽くと、豆を挽く音や手ごたえを楽しめます。さらに今までとは違う香りや味わいにも気づくはず。もっとコーヒーが好きになるはずですよ。