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通販コーヒー完全ガイド

細かい部分で変化を楽しむ!フィルターの種類と味の関係

バリスタが解説 コーヒーの味の決め手となる要素とは?

その6 抽出に使うフィルターと味の関係

抽出に使うフィルターで
コーヒーの味は変化する

コーヒーの抽出器具の中でも、フィルターは味を決めるうえで重要な役割を果たします。コーヒーフィルターにはいろいろな種類がありますが、それぞれに特徴があり、メリットやデメリットも変わってきます。フィルターを選ぶ際は、自分好みの味わいを作ってくれることを前提とし、コーヒー豆の挽き方とのバランスなども考えて選びたいものです。また、その日の気分に合わせて、フィルターを換えてコーヒーを楽しむという方法もあります。

コーヒーの味を決めるフィルター

フィルターの種類は大きく3つ、金属・紙・布の違い

フィルターの種類は金属と紙、布と、大きく3つに分けられます。これらのフィルターは、抽出器具によってもそれぞれに使い分けされており、コーヒーを淹れる際にはフィルターに合った道具が必要なことも。コーヒーの抽出方法によっては、使うフィルターの名前がそのままつけられていることもあり、フィルターの影響の大きさがわかります。金属、紙、布、それぞれのフィルターの特徴や違いをチェックしてみましょう。

フィルターの種類を覚えよう

紙フィルター

手軽だけどおいしいコーヒーに仕上げられる紙フィルター

紙フィルターには台形型、円錐型、ケット型といった3種類のタイプがあります。形が同じタイプならどのドリッパーにも使うことはできますが、メーカーによって大きさに若干の差が出ることもあるため、セットして使用するドリッパーのメーカーに合わせて選ぶのが基本です。紙の細かい繊維質によってコーヒーの粉や油分までしっかりと濾過するため、すっきりとした味わいに仕上がります。中でも円錐型のフィルターは、コーヒー粉の層を厚くして余分な油分を吸収するのが特徴。台形フィルターは雑味を吸着してくれます。いずれも使い捨てで手間要らずのコーヒーフィルターです。

紙フィルターの特徴

・すっきりとした味わいを楽しめる
・少ない器具で淹れられる
・手間をかけずに作れる

使用する抽出器具

紙フィルターは、ドリッパーとコーヒーメーカーで主に使われています。ハンドドリップで用いることが多いです。

購入価格

100円~500円
※40枚~枚数によって値段が変わります。

金属フィルター

エコでコーヒー本来の味わいを楽しめる金属フィルター

コーヒーの味が本格的に楽しめると通の間でも人気なのが、金属フィルター(メタルフィルター)です。金属製のフィルターは、紙フィルターのように使い捨てではなく、何度も繰り返し使えるため、ゴミの軽量化にも役立ちます。金属フィルターの仕組みは簡単で、紙フィルターと原理は変わりません。しかし、紙フィルターでは抽出できなかった「コーヒーオイル」というコーヒーの香りの溶けた油分がコーヒー液に入り、コーヒー本来の香りと味を楽しむことができます。

使い方としては、金属製のフィルターにコーヒー粉を入れて、お湯を注ぐのが基本です。そのほか、コーヒーメーカーに金属フィルターを使う方法もあります。おいしい反面、金属の目は紙よりも粗いため、微粉が入りやすく、紙フィルターと比べると少しザラつくような舌触りを感じることも。また、使った後は掃除が必要です。

金属フィルターの特徴

・ダイレクトな味わいを楽しめる
・メンテナンスが簡単
・紙フィルターのような消耗品ではない

使用する抽出器具

基本的にはドリップ型で、金属フィルター単体で使えます。フレンチプレスやパーコレーターも金属フィルターの1種です。

購入価格

1,000円~5,000円
※種類によって値段が変わります。

布フィルター

手入れは大変だけど・・・紙と金属の良いとこ取りの布フィルター

ネルドリップコーヒーに代表される布フィルターは、紙フィルターの良さと金属フィルターの良さを兼ね備えたフィルターです。布フィルターで使われる布はフランネルと呼ばれ、ネルシャツの素材でもあります。起毛のコットン生地であるネル地は、紙のように微粉をキャッチして、金属フィルターのようにコーヒー成分を通します。そのため、雑味やざらつきは抑えつつ、マイルドな風味が味わうことが可能です。ただし、布フィルターは使用前には煮沸処理が必要であり、さらに洗浄、水につけて冷蔵庫で保管するなど、手間がかかります。

布フィルターの特徴

・マイルドな味わいが楽しめる
・ドリップがうまくなればなるほど味が良くなる
・毎回のメンテナンスが大切

使用する抽出器具

この方法は、フィルターのみで抽出することが可能です。特徴的な淹れ方のため、フィルターの名前が淹れ方の名前になっています。

購入価格

1,500円~
※種類・ブランドによって大幅に値段が変わります。

フィルターや抽出方法に合わせた挽き方を

フィルターを使い分けるならコーヒー豆の挽き方も使い分けて

紙や金属、布など、フィルターの種類によっては、コーヒー豆の挽き方が合わないこともあります。そのため、おいしいコーヒーが飲みたいなら、フィルターごとにコーヒー豆の挽き方も変えることが大切です。これは、フィルターごとに目の細かさとそれによる抽出時間が異なるため。

フィルターの目が粗い場合に、細かい挽き方の豆を使うと微粉を通してしまい、雑味やざらつきを感じやすくなります。ただし、あまり粗い挽き方を選ぶと、アッサリしすぎることもあるため、バランスが大切です。

また、紙フィルターの場合にはドリッパーのメーカーや種類によっても合う挽き方は変わります。1つ穴メリタ式ドリッパーで紙フィルターを使う場合は細挽きでも良いですが、3つ穴のカリタ式には粗挽きも使えます。中挽きはバランスが良く、幅広い抽出方法に合う挽き方です。

まとめ

フィルターの種類によって風味の違いを楽しむコーヒー

コーヒーの味わいは、コーヒー豆や挽き方、抽出方法や器具など、いろいろな要素のバランスで成り立っているものです。フィルターの種類も大切な要素の1つであり、種類が違うだけで香りも味も大きく変わります。フィルターは種類によってはお手入れの大変さやコストも違ってきますが、自分に合う方法を探してコーヒーを楽しみましょう。フィルターにもこだわり、さまざまな淹れ方を試してみることで、自分の好きな味に近づいていくはずです。