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通販コーヒー完全ガイド

「マタリ」が人気のイエメン

「モカ」で有名なモカ港があった、歴史あるコーヒーの生産地

イエメン イエメンのコーヒーの歴史はエチオピアに次ぐ古さで、1628年にオランダ人がイエメンの小さな港町である「モカ港」でコーヒー豆を購入して持ち帰ったのが、ヨーロッパ人が初めて買ったコーヒー豆と言われています。コーヒーの中でも抜群の知名度を誇る「モカ」の名前もこのイエメンの港の名前が由来となっています。砂漠から吹き付ける熱風が3,000m級の山脈に遮られ雨をもたらし、コーヒーの栽培に最適な環境を形成しています。農民たちは標高1,000mから3,000mの急斜面に段々畑を作りコーヒーを栽培しています。中でも特にバニマタル地方で採取されたコーヒー豆を「モカマタリ」と呼び、独特の香りや酸味、コクから「コーヒーの貴婦人」とも呼ばれる高級豆の一つとなっています。

イエメンのコーヒーの特徴

芳醇な香りとフルーティーな酸味が口に広がるモカマタリ

モカと言うとエチオピアのモカシダモの知名度も高いですが、本来モカとはイエメンのモカ港という港の名前から来ています。イエメンのモカマタリは古くから続く伝統的な石臼を使った脱穀方式のため、コーヒー豆が割れたり欠けたりしやすく、サイズの大小異なる豆もモカマタリの特徴の一つとなっています。そのためハンドピックや焙煎の経験・技術が出来上がるコーヒーの味わいを大きく左右します。丁寧に選別・焙煎されたモカマタリはフルーツのように芳醇で「モカフレーバー」とも呼ばれる香りや、独特の酸味と甘味、コクの複雑なバランスが特徴で、多くのコーヒー通を魅了しています。こうした気難しさもあり、「コーヒーの貴婦人」「コーヒーの女王」と呼ばれ、モカマタリは最も「モカ」らしいモカとも言えます。

イエメンのコーヒーの等級は?

イエメンのコーヒー豆は品質による全体的なグレード分けではなく、生産地別によって等級分けがされています。イエメンのモカと言えば、バニマタル地域で栽培されるモカマタリが代表的ですが、等級はNo.9~No.6まで分かれています。No.1が最高品質となるブルーマウンテンなどの等級分けとは異なり、数字が大きいほど品質が高く、No.9が最高品質となります。

モカマタリのおすすめの飲み方

モカマタリのモカらしい複雑な風味と味わいを楽しむにはハンドドリップがおすすめです。

ローストは甘さを含んだ酸味を消してしまわないためにミディアムロースト(中煎り)がベストです。モカマタリは昔ながらの天日干しで乾燥させているため「蒸らし」が重要なポイントになります。抽出したい量の約30%ほどを最初の蒸らしに使いましょう。全体に染み込ませるようにかけたら、30秒程の蒸らしタイム。コクが欲しい方は45秒程置いても大丈夫です。2分30秒で全体の抽出を終わらせる目安で必要な抽出量が取れたらすぐにドリッパーを外して完成です。

モカマタリは1杯の中に芳醇なアロマや酸味と甘味、コクの複雑なバランスが楽しめるコーヒーです。高品質なモカマタリが手に入ったら、ケーキやスイーツとセットではなく、モカマタリ単品だけで「コーヒーの貴婦人」と呼ばれる香り・味わいを楽しみましょう。