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通販コーヒー完全ガイド

「ゲイシャ」ブームのパナマ

コーヒー通が認める世界最高峰の豆

パナマ パナマは中央アメリカに位置する、人口約300万人、面積は北海道くらいの小さな島国です。1870年頃からコーヒーの栽培が始まっていますが、年間生産量は約7,000kgと決して多くなく、生産量の世界ランキングでも20位~30位ほどです。

ただし、国土の80%が山岳地帯、雨季と乾季がはっきりしている、火山の影響で土壌にミネラルが豊富に含まれているなど、コーヒー栽培には最適な条件が揃っている数少ない国の一つでもあります。

高品質な輸出用アラビカ種と国内消費用のロブスタ種の生産がメインとなっています。生産量がそこまで多くないため、世界的なコーヒーの産地として知名度はそこまで高くありませんでした。しかし2004年にアラビカ種の在来種である「ゲイシャ種」がパナマスペシャルティコーヒー協会の品評会で1位を獲得し、一般のアラビカ種の10倍以上の値段である1ポンド(約0.5kg)あたり2,000円という破格で落札されたのをきっかけに、世界中でゲイシャ種の人気が高まり、今では「世界最高峰の豆」とも呼ばれます。

日本でも有名コーヒーショップにて一杯2,000円で提供され、大きな話題となりました。

パナマのコーヒーの特徴

従来のコーヒーにない"ゲイシャフレーバー"

パナマ産ゲイシャ種の最大の特徴は、優雅なアロマです。ジャスミンやカモミールにも例えられ、「コーヒーより紅茶に近い」とも言われるほどです。ゲイシャ種のアロマを表現する適当な表現が見つからないため、「ゲイシャフレーバー」という言葉も生まれました。

パナマ産ゲイシャ種が栽培される標高1,500m~1,700mのエリアは、昼夜の温度差が大きく、火山灰性の土壌のため、実の引き締まったコーヒーの栽培に適した地域。口に含むと、もぎたての瑞々しいオレンジやパイナップルのようなフルーティーな風味が広がります。

後味も独特で、果実感が消えると後には甘みと華やかさが余韻を楽しませてくれます。「世界最高峰」の名にふさわしい優雅さに世界中のファンが夢中になるのも頷ける満足感です。

パナマのコーヒーの品種・ブランド

ゲイシャ種の豆を栽培しているエスメラルダ農園には、3つのゲイシャ種ブランドがあります。それぞれどのような特徴があるかご紹介しましょう。

エスメラルダスペシャル

ゲイシャ品種のなかでも、特にクオリティの高い豆だけが分類されるブランドです。プライベートオークションにかけられて取引されるほど、希少な豆となっています。栽培地域はハラミ―ジョやカーニャスベルデスといった、標高1,600~1,800mの場所。そこで生産されたゲイシャ品種のうち、90点以上の点数のものがエスメラルダスペシャルとなります。

プライベートコレクション

エスメラルダスペシャルよりも点数は劣るものの、87~90点という高評価を得たゲイシャ品種。高地栽培された豆の独特な風味を持つマイクロロットとブレンドし、誕生しました。標高1,600~1,800mのハラミ―ジョ、カーニャスベルデス、そしてキエルという地域で生産されています。完熟チェリーの使用や、信頼できる生産工程など、なかなか高品質なブランドと言えるでしょう。

ゲイシャ1500

エスメラルダ農園で生産された、一般的なゲイシャ品種が「ゲイシャ1500」に当たります。ゲイシャ特有の風味を出すため、標高1,400m以上の地域で豆を栽培しており、爽やかなフレーバーが特徴です。エスメラルダスペシャルや、プライベートコレクションほどの高地で生産されているわけではありませんが、栽培管理方法は同じという点から品質に安心感があります。

パナマのコーヒーの等級は?

パナマのコーヒーは収穫される標高によって、格付けが分かれています。標高が高いほど品質も高い豆が収穫できるため、価格も高くなる傾向があります。

パナマのコーヒーは以下の3つの等級に分けられます。

  • 標高1,350m以上 ストリクトリー・ハードビーン(SHB)
  • 標高1,050m~1,350m ハードビーン(HB)
  • 標高900m~1,050m エクストラ・プライムウォッシュド(EPW)

また、ゲイシャ種など品種の指定、農園名、評議会で入賞した豆など、付加価値の付けられた豆もあります。

パナマ産で世界的に人気の高いゲイシャ種の場合、価格は250gで約4,000~6,000円ほどが相場となっています。

ゲイシャコーヒーのおすすめの飲み方

パナマゲイシャコーヒーはフルーティーな香りが特徴的なコーヒーなので、アロマを十分に引き出すような淹れ方をしたいですね。

ミディアムローストの豆を中挽きぐらいにすると、香りと味の特徴を生かせます。ゲイシャのように特殊な豆はハイロースト程度の焙煎が限界で、それ以上になると香りが減少してしまうため注意しましょう。

香りを引き出すために、3つ穴式より円錐型のドリッパーのほうがおすすめです。80℃程度のお湯で、抽出して楽しみましょう。

ゲイシャを購入できる通販ショップ

ゲイシャブランドでは、品評会で優勝した豆だと100gで数万円することもあり、非常に高価な額で取引されています。しかし、それは一部の豆。なかには気軽に購入できるブレンドもあります。そこで、比較的購入しやすいゲイシャ品種コーヒーをご紹介しましょう。

サザコーヒー

サザコーヒーの特徴

サザコーヒーは1969年創業の会社で、日本で唯一コロンビアで直接コーヒー農園を営んでいます。企業名のサザは、臨済宗の「且座喫茶」が由来です。パナマ産ゲイシャの味に感動して以来、コロンビアでゲイシャ品種を栽培しています。焙煎機はドイツの老舗・プロバット社のものを使用し、2017年の品評会ではついに優勝を果たしました。コーヒー豆は、栽培している現地を訪ね、生産者と信頼関係を築き上げてから買い付けるこだわり様。過去には何度も、品評会1位のロットを落札している実績もあります。

パナマゲイシャブレンド

ゲイシャが有するフルーティーさや柑橘系の香りを、しっかり堪能できるブレンド豆です。コロンビアのコクやゴルダの甘さなども加わった、香り高く豊かな味わいとなっています。

  • 200g 1,800円(税込)