脳が喜ぶ、本格コーヒーを味わう。

通販コーヒー完全ガイド

「コスタリカ」の産地は中央アメリカの国コスタリカ

100%アラビカ種、半数がスペシャリティコーヒーの「コスタリカコーヒー」

中央アメリカ南部、パナマの西に位置するコスタリカ。北東はカリブ海、南西は太平洋に面しており、国土は北海道の半分にも満たないほど。名前はスペイン語で「豊かな海」を意味します。18世紀にキューバからコーヒー豆が持ち込まれ1870年代にはコーヒー産業が成長。現在はコスタリカの重要な農産物のひとつです。

1933年には、コスタリカコーヒー協会が設立し、生産から輸出までの品質管理を担当。品質を高めるため、1988年にはアラビカ種以外のコーヒー生産が禁止されるほどでした。そんなコーヒー豆は、主に標高1000~1700mの土地で栽培。安定した日照量と降水量が得られることに加えて、適度な気温と火山灰による肥沃な土壌がおいしいコーヒー豆を育みます。強い太陽光を抑えるためにシェードツリーを使用するなど工夫を凝らしているのも特徴です。

コスタリカのコーヒーの特徴

小さな農家が手間ひまかけて作るコーヒーは芳醇な香りを漂わせる品の良い味わい

コスタリカでは、コーヒー生産を行う農家が8万件を超えるほど存在します。その90%は小規模なため、コーヒーにかけられる手間が大きくなり丁寧に栽培することができます。農地は急斜面にあることが多く、農家は体にロープを巻きつけて収穫に挑むこともあるのだとか。一粒一粒手摘みで収穫されたコーヒーは、芳醇な香りとしっかりした苦味を持ち、上品な味わいに仕上がります。少々酸味があるため、後味はさわやかです。

コスタリカのコーヒーの品種・ブランド

コスタリカのコーヒーはすべてアラビカ種。代表的な品種に、9割以上が高地栽培されているカトゥーラ種と低地栽培されるカトゥアイ種があります。そんなコスタリカコーヒーの代表銘柄をご紹介しましょう。

コーラルマウンテン

世界最高級コーヒー豆の一つとして名高いコーラルマウンテン。農園の森の木々が美しい藍色に見えることから「コーラル」と名付けられました。今日までの間、品質を重視している人々に愛されてきたコーヒーです。コーラルマウンテンは、サン・ホセ西部の山岳地帯、厳選された農園でのみ生産されています。ウォッシュドされた後、伝統的なサンドライ方法で処理されるのが特徴です。

さわやかな甘い香りが持ち味の上品な酸味のあるコーヒー

上品な酸味を感じ、キャラメルのような甘い香りが漂うコーヒーです。どこかさわやかさを持ちながらも、少々苦味が前に出る味わいとなっています。焙煎具合はハイローストがおすすめ。ペーパードリップで淹れると豊かなハーモニーを感じられます。

コスタリカのコーヒーの等級は?

コスタリカでは、コーヒーの等級を産地の標高によって区分しています。中央高地では、約1700~1200mをストリクトリー ハード ビーン、約1200~1000mをグッド ハード ビーンと区分。約1200~800mをハード ビーン、約1200~400mをミディアム ハード ビーンと区分しています。大西洋岸は約1200~900mをハイ グロウン アトランティックと呼び、その下はミディアム、ロウと等級に。太平洋岸のコーヒーは、パシフィックと呼ばれています。

コスタリカのコーヒーの産地は?

コスタリカの主要生産地は、セントラルバレー、ウェストバレー、タラス、トレスリオス、オロシ、ブルンカ、トゥリアルバの7つです。生産量は年間76,000トンと、世界20位以内に入ります。そんなコスタリカの生産地について、いくつかご紹介しましょう。

ウエストバレー(西盆地)

現在のサン・ラモン市やパルマーレス市、ナランホ市、グレシア市が存在する地域です。19世紀に入り中央盆地から人が流れて、コーヒーの栽培が始まりました。盆地や中央山脈では良質な火山質の土壌が広がり、コーヒーはその斜面で育てられています。この地域では、雨季と乾季がはっきり分かれているのが特徴。硬く割れ目の閉まった豆に仕上がり、杏や桃の風味を感じるコーヒーができあがります。

トゥリアルバ

詩人の街としても有名なトゥリアルバは、中央盆地東部と太平洋の間に位置しています。コスタリカでは比較的新しいコーヒーの生産地で、コーヒー農家出身の大統領がコーヒー栽培の活性化を進めたことにより、農産物の流通が可能になりました。サトウキビ畑や農場の横、日陰樹のもとでコーヒーが栽培されています。この街では、地理的条件が気候に影響し、比較的コーヒーの成熟が早く豆が大きく育つのも特徴です。

タラス

コスタリカの南西部に位置するタラスでは、太平洋側に山脈が広がっています。鳥類と森林の聖地とも言えるような場所で、渓谷や山の斜面でコーヒー栽培が盛んに。その生産量は国内一位を誇ります。育てられているのはアラビカ種で、実は小さく青味がかった色が特徴。一度に均一に成熟するのもタラス地区ならではの特徴です。その味わいは酸味が強く上品でまろやかで、チョコレートのような風味と香り高さも魅力の一つです。

コスタリカコーヒーのおすすめの飲み方

コスタリカのコーヒーは、淹れたての熱々もおいしいのですが、少し冷ましたほうが柑橘の酸味を感じられます。カカオ成分の多いチョコレート、アーモンドケーキなどと合わせるのがおすすめ。コスタリカコーヒーの楽しみ方をいくつかご紹介しましょう。

ペーパードリップ

繊細なテイストと酸味を味わうには、コーヒー豆の分量を多くして、ペーパードリップで抽出するのがおすすめ。豆は中挽き、お湯の温度は85℃前後がコスタリカコーヒーのおいしさを引き立てるコツです。

ネルドリップ

コスタリカの甘さを堪能したいときはネルドリップで抽出してみましょう。ペーパードリップのさらっとした口当たりとは反対に、ふわっとして柔らかい風味のコーヒーに仕上がります。後味がはらはらと消えていくのも、ネルドリップならではです。

コスタリカコーヒーを購入できる通販ショップ

今回は、コスタリカコーヒーを購入できる通販ショップを二つご紹介します。品種が違うと香りや風味も異なるので、飲み比べてみるのも良いかもしれません。二つのお店のこだわりを、ぜひ確かめてみてください。

丸山珈琲

丸山珈琲の特徴

1991年に軽井沢で創業した丸山珈琲。オーナーは、コーヒー生産国で毎年開催されている国際品評会の審査員を務めるほどのプロ。1年の半分以上は豆の買い付けのため海外で過ごしています。自らが厳選した独自のルートで得た豆は、"クリーン"さがあるのが特徴。そのため、繊細な味を再現するスマートローリングという焙煎機は欠かせません。素材の持ち味を活かす技術で、現在は日本国内に11店舗を構えています。

ハイメ・カルデナス ビジャサルチ レッドハニー

コスタリカの優良産地・ウエストバリー地区で生産されたコーヒー。標高1500~1600mにある家庭農園で採れたビジャサルチ種の豆はレッドハニープロセスを経てできあがります。クリーミーな口当たりとアプリコットやチェリーの風味が魅力です。

  • 100g 821円(税込)

土居珈琲

土居珈琲の特徴

土居珈琲は、「欧米の評価が絶対ではない」という信念のもと、日本人の食文化に沿ったコーヒーを届けています。不良豆はハンドピックという手作業で取り除き、銘柄本来の持ち味を引き出すため、コーヒーの焙煎の鮮度にもこだわりが。さらに光や酸素、水からコーヒーを守る保存缶を使用し新鮮さを保つ工夫がなされています。豆の個性を楽しみたい方は、「お店おまかせ」の焙煎度合いがおすすめです。

コスタリカ エル・ペドレガル農園

土居珈琲のコスタリカコーヒーは、「エル・ペドレガル農園」の豆を使用。小さな農園ですが、世界中から買い付けオーダーが殺到する有名な農園です。ストロベリーっぽいさわやかな酸味と、チョコレートを感じさせる甘さが特徴。

  • 100g 821円(税込)

このページを見た人はこちらもご覧になっています

8万件を超えるコーヒー農家によって、コーヒー産業が成り立っていると言われるコスタリカ。一粒一粒に手間ひまをかけた栽培は、小さな農家ならではのこだわりで、コスタリカコーヒーの美味しさの理由とも言えるでしょう。また、アラビカ種以外の豆は生産されないことや、収穫される半数以上がスペシャルティコーヒーという点でも、コスタリカがコーヒー産業に重点を置いていることがよく分かります。

代表銘柄のコーラルマウンテンはキャラメルのような甘い香りだと言われていますが、コスタリカコーヒー全般に言える特徴は芳醇な香りです。このほか、杏や桃の風味のウエストバレー産、チョコレートのような風味のタラス産など、産地ごとに香味が異なることもコスタリカの魅力。コーヒー豆には農家の名前が付けられていることも多いので、飲み比べてお気に入りのコーヒー農家を見つけてくださいね。

コスタリカのページを見た方は、以下のページも見ています。

アロマのような香りが魅力のパマナコーヒー

香りに特徴があるコーヒーと言えば、パマナコーヒーも挙げられます。

パマナコーヒーは生産量が少なく、産地としての知名度はあまり高くなかったのですが、「ゲイシャ」の登場により一躍有名になりました。ゲイシャの香りは、ジャスミンやカモミールのようなアロマの香りです。この独特の香りを持つゲイシャは「紅茶のようなコーヒー」と例えられます。「ゲイシャフレーバー」という言葉が生まれたことからも、コーヒーの香りの常識を覆す豆であることに間違いないでしょう。

挽きたての香りや淹れたての香りを感じることも、コーヒーの楽しみ方のひとつです。コスタリカコーヒーの香りも魅力的ですが、パマナコーヒーの独特な香りもぜひ体験してみてください。

パナマコーヒーを見てみる

ブレンドにも甘い香りのコーヒーがあります

コーヒーの香りは豆によってそれぞれ個性があり、香りの甘さもそのひとつ。香りが「甘い」とひとことで言っても、柑橘系の甘さ、シロップのような甘さ、キャラメルのような甘さなど、さまざまな言葉で表現されます。香りをメインにコーヒーを選ぶのであれば、実際に嗅いでみることがいちばんですが、好みの香りをイメージすると選びやすくなるでしょう。

ブレンドコーヒーにおいても、香りに対してさまざまな表現で紹介されています。ブレンドコーヒーではベースとなる豆の香りが全てとは限りません。ベースとなる豆に特徴的な香りを持つ豆をプラスすることで、奥行きの深いブレンドコーヒーになります。好みの香りを持つブレンドコーヒーを探してみてくださいね。

ブレンドコーヒーをもっと詳しく